第13回 研究会「言語行動とは何か―発話の周辺から考える―」2014.11

第13回は、本研究会が「言語行動」というものを直接取り上げる初めての機会となりました。「言語行動」をどう捉えるかについては様々な立場がありますが、異なる分野から下記の3名の講師をお迎えし、講演・研究発表、そして参加者全員での討議を行いました。 要旨集はこちら

対照言語行動学研究会 参加者

日時:2014年11月1日(土)午後1:00~5:00 (懇親会・意見交換会5:30~7:00)
会場:青山学院大学 総研ビル(第14号館)10階 第18会議室

テーマ: 「言語行動とは何か―発話の周辺から考える―」

「言語行動」について考える時、私たちが日常用いる言葉はすべて何らかの行動・行為であるとする見方が想起される。この見方の是非を考えるにあたり、「発話」 を具体的にその周辺まで含めて取り上げ、多角的に分析する。そして、言語行動の仕組みやコミュニケーションの成立のメカニズムといった基本的な問題を明らかにする手がかりとする。

プログラム内容
  1. 講演:片岡邦好講師 [言語人類学] (愛知大学)
    「言語と身体の『詩的』表出について――民族詩学的アプローチの可能性――」 要旨はこちら
  2. 発表:高梨克也講師 [情報学・相互行為分析](京都大学学術情報メディアセンター)
    「聞き手の情報行動から見た会話コミュニケーションの生態学」 要旨はこちら
  3. 発表:名塩征史講師 [語用論・相互行為分析](北海道大学)
    「理容師の仕事を支える言語行動―—理容室における語用の事例研究―—」 要旨はこちら
  4. 全体討議